スキンケア一口メモカレンダー~肌の手入れ365日~

365日、美しい肌でいるためには 日々、変化する環境に合わせて スキンケアも変えていくことが必要です。 こちらのカテゴリーでは、1日にひとつ、365日(+1日)分、 その月、その日に役立つ スキンケアのヒントが書かれています。

3月

ステロイド薬の副作用

ステロイド薬に対する異様な拒否感をもっている人がいますが、それは内用(内服、静脈注射) と外用のステロイド薬の副作用を混同しているからかもしれません。ステロイド外用薬の副作は、使用した局所の皮膚の萎縮(皮膚が薄くなる)、多毛(毛が伸びて濃くな…

ステロイド外用薬で「火消し」を

皮膚に炎症が起きている状態は、たとえば家が火事になったようなもの。消火剤が必要で、ステロイド外用薬がそれに相当します。すぐに塗って炎症を抑えたいところです航 ここで大事になるのがステロイド外用薬の強さです。ステロイド外用薬は強さにより、スト…

ステロイド薬って何?

自宅にステロイド薬はありますか?虫刺されやあせもなどにも使えるため備えておくと便利な薬です机 そもそもステロイド薬ってどういうものなのでしょうか? 「ステロイド(ステロイドホルモン)」は、もともと体内でつくられるホルモンで、男性ホルモン、女…

生食でビタミンCを!春キャベツ

やわらかく、生で食べたい春キャベツは3月から5月が収穫シーズンです。ビタミンCを多く含み、大きめの葉1枚で1日の必要量の約20%を摂ることができます。また胃腸の粘膜を強くするビタミン∪や、カルシウムの働きを助けるビタミンK、整腸作用のある食物繊雑も…

大人のアトピーはストレスが原因に

「首がかゆくて病院に行ったらアトピー性皮膚炎といわれて驚いた」という20歳代の女性のように、大人になってからアトピー性皮膚炎と診断されるケースもあります。もともとアトピー素因をもつ人が発症するのですが、きっかけはストレスであることがとても多…

アトピー性皮膚炎ってどんな病気?

季節の変わり目になると、悪化しやすいのがアトピー性皮膚炎です。アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴い、よくなったり悪くなったりを繰り返しながら慢性的に経過する皮膚炎(湿疹)です。その根本には「皮膚の乾燥とバリア機能異常*」があり、そこへさまざ…

肌質チェックの方法とは?

今日は、自分の肌質をチェックしてみましょう。洗顔後、顔に何もつけずに15~20分間そのままにしておき、肌の状態を確認したとき、以下のどれに当てはまるかで、自分の肌質がわかります。あくまでもこれは手軽な方法なため、詳しく知りたいときは美容皮膚科…

肌質を間違えていませんか?

自分の肌質を知っていますか?「脂っぼい部分があるから脂性肌用化粧品で顔全体をお手入れしていたら肌があれてきた」という人の肌がこ実は普通肌(Tゾーンは脂っぼくて頼の部分は乾きがちな肌)だったということがあります。普通肌なのに脂性肌用のお手入れ…

「うるおい指数」に注目!

今日は「世界気象デー」。世界気象機関条約が発効したことを記念して世界気象機関(WMO)が制定しました。朝、天気予報確認していますか?気象庁では天気予報だけでなく、紫外線の強さや黄砂の量を予測しています。また日本気象協会では、うるおい指数が出さ…

敏感肌危険度チェック!

以下の項目は、敏感肌を誘発してしまうため避けたい行為です。自分に当てはまるものをチェックし、⇒のあとにある本書のページをよく読みましょう。 □クレンジングは毎日拭き取りタイプを使う⇒2月25日 □洗浄料の泡立てが苦手⇒1月10日 □朝は顔を洗わない⇒1月8…

間違ったスキンケアで敏感肌に?

「敏感肌」は皮膚科用語ではありません。化粧品販売のアンケートなどで生じた用語で、衣服や髪、汗、化粧品など通常ではほとんど問題にならない程度の刺激を感じやすい、肌バリアが低下した肌のことをいいます。敏感肌で悩む人が多いのです机 実は気がつかな…

肌が敏感になっていない?

「急にニキビができた」「カサつきが治らない」「メイクのりが悪くなった」など、最近、肌のトラブルが起きやすいと感じていませんか? もしかしたら「ゆらぎ肌」になっているのかもしれません。ゆらぎ肌とは、急激な気温の変化や環境変化により肌が敏感にな…

かぶの「葉」で美肌を維持

今日は、かぶの葉をサラダにして食べましょう。カブを調理するとき葉を使っていないとしたら、それは美肌用のサプリメントを捨てるようなもの。緑黄色野菜である葉は根よりも栄養価は高いのです。肌の弾力やハリをもたらすビタミンCをはじめ糖質をエネルギー…

日焼けサロンで黒くすると‥

日焼けサロンでは、細胞障害性の高いUV-Bを人工的にカットしてUV-Aだけを照射してサンタン(黒い日焼け)を引き起こしているため安全だとうたっていますが、これは大きな誤りです。肌の色が黒くなったということは皮膚に障害が起こり、メラニンがつくられ…

半年前に使った日焼け止めは……

「去年の夏に使ったウォータープルーフの日焼け止めが残っているのですが、今年の夏使っても大丈夫ですか?」と聞かれることがあります。もったいないという気持ちはわかりますが、1年経過している間に品質が変わっている可能性があるため、使うのは控えまし…

紫外線吸収剤は避けるべき?

日焼け止めに含まれるおもな紫外線防御剤には紫外線散乱割と紫外線吸収剤の2種類があります。紫外線吸収剤は肌表面で紫外線を吸収して化学反応を起こすため、肌への負担になる場合があります。心配な人は紫外線散乱剤のみを使用した日焼け止めを選びましょう…

日焼け止めはクリームタイプがよいの?

今、使っている日焼け止めの形状をチェック!.クリーム、ジェル、パウダー、スプレーなど、さまぎまなタイプのうち、何を使っていますか?顔に向いているのは、肌に密着して厚塗りができるクリームタイプやしっとりとした乳液タイプです。さらりとした乳液…

紫外線が毛穴を目立たせているかも

毛穴のこと、気にしていませんか?目立つ毛穴には大きく分けて5種類があります。毛自体が濃い「産毛毛穴」。紫外線や触る刺激でメラニンが蓄積した「黒ずみ毛穴」。過剰に分泌される皮脂が毛穴を押し広げている「関大毛穴」。皮膚がたるみ重力により楕円形に…

PA値を確認してみましょう

今、もっている日焼け止めを選ぶとき、PA値もきちんと確認しましたか? PA値は、肌深部の真皮層まで到達して肌の弾力を保つエラスチンやコラーゲン線維を変性させ、シワとたるみの原因になるUV-Aの防御効果を表す指標です。+の数が多いほど防御効果が高く…

SPF50、PA+++以上にチェンジ!

今日から日焼け止めのパワーをアップも 外出時はSPF50、PA+++以上のものを使いましょう。家事やデスクワークが中心の日はSPF30、PA+++でも十分です。ただし、日焼け止めの効果を十分発揮させるためには、正しい量を塗る必要があります(3月11日項参照…

日焼け止めはすり込まず、肌にのせる

日焼け止めの塗り方をチェックしましょう。塗るときに、肌に浸透させようとして力を入れて塗り込む人がいます航続けているとシミやシワをつくる原因になります。浸透させるのではなく、肌をむらなくカバーすることを意識して、細かい部分までていねいに、や…

日焼け止めは「厚塗り」が原則

今朝塗った日焼け止めの量はどのくらいでしたか? 顔全体なら500円玉硬貨ふたつ分が一度に塗る量の目安です。多いと思うかもしれませんが、たとえばSPF50の日焼け止めでも、1回さらりと塗っているだけではSPF10程度の効果しか得られないのが事実。SPF値やPA…

紫外線でDNAが傷つくとどうなる?

DNAは細胞の設計図です。皮膚の細胞には「DNAの傷を切り取って正しいDNAに戻すしくみ」が備わっています。しかしDNAの障害が大きすぎたり度重なれば修復能力を超えてしまい、細胞が死んだり、直し間違えが起こって誤った遺伝情報(突然変異)を生じることが…

肌を赤くしDNAに傷をつけるUV-B

UV-Bについて考えましょう。日焼けを起こす力がUV-Aの600~1000倍強いといわれるのがUV-B。波長が短い紫外線で、細胞障害性が強く、表皮を中心に作用し、肌が赤くなってヒリヒリするサンバーンを起こします。そのほかの年寺徴は以下です。 メラニン色素を…

肌を黒くしガラスを通過するUV-A

紫外線量がぐっと増える春を前に、今のうちから「UVマスター」を目指して紫外線について勉強しましょう。太陽光の中でも、美肌のために防御するべきものはUV-AとUV-Bです。このふたつはそれぞれ特徴があり、肌へ与える影響も異なります。まずはUV-Aについ…

冷え対策にお灸を!

「二日灸」のころになりました。二日灸とは旧暦2月2日にすえるお灸のことをいいます。この日にお灸をすると年中息災でいられ、効能が2倍になるという言い伝えがあります。お灸に使われるよもぎの熟は、油分や水分を含んだ「湿熟」。からだの芯まで深くじんわ…

老化の原因の8割は紫外線

紫外線をたくさん浴びる人とほとんど浴びない人では、肌老化の速度がかなり違うことを知っていますか?肌老化は加齢変化もー因ですが80%は紫外線の影響によるもの。医学誌*で発表された皮膚科学者の研究によると、あるアメリカ人トラック運転手が28年間運…

紫外線量は9月中旬と同じ!

統計によると毎年このころから、9月中旬と同じくらいの紫外線量が降り注いでいます。今日からは、目に見えない紫外線の影響を強く受けていることを自覚して、日焼け止めを塗らない日をつくらないようにしましょう。

ひな祭りには甘酒を

ひな祭り(上巳の節句)には白酒を飲む風習があります。ただし白酒はアルコール度10%前後で子どもが飲めないこともあり、代わりに主流になっているのが甘酒。甘酒には酒粕に砂糖を加えたものと、こうじを糖化させてつくるものの2種類があり、ここでは美肌と…

硬いかかとには1週間尿素を

かかと机 ガサガサしていませんか? 角質が硬くなったかかとには、尿素配合のクリームを塗りましょう。尿素は肌がもつ天然保湿因子(NMF)のひとつで、角層内にある成分です。つまり保湿力のある成分ですが、もうひとつ注目したいの机 たんばく質を分解する…