2021-04-30 皮膚のことを知りましょう その4 ~シミ~ 皮膚のことを知りましょう メラノサイトとメラニンの働き 皮膚の色を決めたり、有害な紫外線から細胞を守る働きをするメラニン。これは、基底層(表皮の一番下の層)にあるメラノサイト(色素細胞)が産生します。つくられたメラニンはメラノサイトの中に蓄えられますが、ある一定量になると、メラノサイトの突起を通して、周辺の表皮細胞に送り込まれま範そして、ターンオーバー(表皮細胞の代謝)に伴い、皮膚の表面に向かってメラニンは押し上げられ、最後は垢と一緒に剥がれ落ちます。 メラニンには黒色のユウメラニンと黄色のフェオメラニンがあり、この2種類の割合によって人の皮膚の色が決まります。また、強い紫外線やホルモンなどの影響を受けるとメラノサイトが活発にメラニンをつくり続け、過剰にメラニンが蓄積されることでシミが発生します。 メラニンの生成と排出 基底層にあるメラノサイトから生まれたメラニンは、ターンオーバーに伴い角層まで移動し、垢と一緒に剥がれ落ちる。 シミのメカニズム 過剰につくられたメラニンは、ターンオーバーサイクルが遅くなる影響もあり、沈着してシミになる。