紫外線で肌がたるむ?
夏になると、肌のたるみが加速することを知っていますか?
肌がたるむおもな原因は、真皮にあるコラーゲン線雑とエラスチンがゆるみ、硬くなってしまうことにあります。そして、それに対してもっとも大きな影響を与えるのが、加齢と紫外線です。
コラーゲン線維は肌の骨格ともいえるものです。これを鉄骨にたとえるのであれば、そのジョイント部分がエラスチン。ともにたんばく質でできていて、それぞれ真皮が乾燥したときの重量の75%と2%を占めます。これらは年齢とともに減少し、切れたり細くなりますが、それを助長させるのが紫外線です。長波長紫外線(∪∨-A)は真皮まで届いて、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などをつくり出す線維芽細胞を傷つけ、コラーゲン線維の分解を進行させる酵素を増やします。その結果、コラーゲン量、ヒアルロン酸量は減り、変性したエラスチンが増えるので深いシワやたるみとなって現れます。
紫外線対策は、たるみ予防にもっとも有効な一手です。さらに、肌の構成要素を再生させるために栄養(とくにたんばく質、ビタミン、ミネラル)をきちんと摂り、禁煙、十分な睡眠を心がけることで、ハリのある肌を守りましょう。