アトピー肌のメイク法
アトピー性皮膚炎の人がメイクをするときは、肌を乾燥させないことがもっとも大切になります。メイク前に保湿をしっかりすることはもちろん、乾燥肌を悪化させるアイテム(皮脂を吸着するタルク入りのファンデーションなど)は避け、肌をこする刺激を与えないように注意します。目のまわりの炎症が強いときは、アイメイクを普段よりも軽くするとよいでしょう。
アトピー肌へのメイクの手順
- 軽く洗顔したあと保湿クリームなどを塗ってしっかり保湿を。湿疹用の薬を使っている場合はこのあと塗る。
- パウダーファンデーションなら皮脂を吸着する力が比較的少ない保湿成分配合のノンタルク、オールミネラルタイプを。大きめのパフに含ませて肌にスタンプを押すイメージで軽く肌を押さえていく。目の下や小鼻など狭い部分はパフを半分に折って使う。クリームファンデーションなら、保湿成分配合のもので、塗り方は保湿クリームと同じに(1月25日項参照)。そのあと白粉を大きめのパフに含ませて、テカリが気になる部分にのみスタンプ式でのせる。
- 続けてチーク、アイメイク、リップメイクを。アトピー性皮膚炎の人は、繰り返す皮膚炎のために眉が薄くなっていることがあるので、アイブロウは忘れずに。またチークやアイシャドウはクリームタイプにすると乾燥しにくい。