スキンケア一口メモカレンダー~肌の手入れ365日~

365日、美しい肌でいるためには 日々、変化する環境に合わせて スキンケアも変えていくことが必要です。 こちらのカテゴリーでは、1日にひとつ、365日(+1日)分、 その月、その日に役立つ スキンケアのヒントが書かれています。

大豆イソフラボン、摂っている?

大豆には女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンが含まれています。これはフラボノイド*(ポリフェノールのなかでも重要な色素成分類)の一種。植物エストロゲンのひとつといわれ、化学構造が女性ホルモン(エストロゲン)に似ていてエストロゲン受容体に結合することから、エストロゲンの働きに似た生体作用を発揮します。これにより、更年期障害の軽減や骨組しょう症の予防に効果があるといわれます。また、エストロゲンの働きを補うことからコラーゲンを増やして肌のハリを保つことや、新陳代謝を高めて肌の生まれ変わりを促進する働きが期待できます。
 
*フラボノイドは、ほかにブルーベリーに含まれるアントシアニン、お茶に含まれるカテキンなどがあります。
 
クオール菌がある人、ない人
 
大豆イソフラボンの恩恵を受けやすい人とそうでない人がいることを知っていますか?大豆イソフラボンに含まれるダイゼインという成分から、腸内細菌の力を借りて「エクオール」に変換できる人は、恩恵を受けやすい人です。エクオールダイゼインよりもよりエストロゲンに似た働きをするためです。腸内細菌(エクオール産生菌)をもっている人の割合は、国や世代により差があり、日本人の20代では20%程度と少数。大豆の摂取量などによる腸内環境の違いによるものと考えられています。気になる人はサプリメントでエクオールを補うこともできます。